information > 2012年3月11日(日) 「地(知)の上に立つものづくり」座談会
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2012年3月11日(日)14:00〜 / 会場:やすらぎふれあい館(六波羅自治会館)「地(知)の上に立つものづくり」座談会
東日本大震災から1年が経とうとしています。被災地にある歴史・文化資源を始め、あらゆるものが津波や瓦礫に飲み込まれ、その紛失と損傷等による被害を受けました。自然災害はいくら想定した防災対策を施していても、”想定”と言う言葉は当てはまらないことが理解できます。その中でも、この大震災で露呈されたものが、ものづくりの崩壊です。暫くの間、もの不足が続いた事は記憶に新しいと思います。
日本、京都のものづくりは経済性、人材不足、消費者の生活環境の変化(文化面も含めて)等でその衰退が危惧されていますが、もうひとつ忘れてはならないのが自然災害です。特に地震大国日本では、先の大震災で一気にその発生率が高くなっています。地震に対する備えはもちろんの事ですが、それを意識するかしないかでも、ずいぶんと生存率が違ってくるようです。ものづくりの根本は「人」であるという事です。京都市には二つの断層があり、東には花折断層系、西には西山断層系が存在しています。現在、これらの発生率は低いですが、懸念されている海溝型の南海トラフなどの影響はかなり出ると予想されています。
今回は、日本、世界で災害が起こると、その直後に現地に赴き、調査を続けている福岡龍史氏を迎え、直下型、海溝型の違い、また大地震が起きると京都にどのような影響が出るのかをシュミレーション等して頂き、防災・危機管理の意識を持って頂くよう開催致します。後半では、福岡市を交え、京都文藝復興倶楽部の代表幹事である大野木啓人(本学教授・芸術学部長)、関本徹生(ものづくり総合研究センター副センター長・教授)と負の地震が医科に日本の「豊かな自然、文化、ものづくりに貢献しているかを対談形式で進めていきます。
本会は、会員・非会員共に参加可能ですので、是非お気軽に参加下さい。
出欠のお返事を、出欠表FAXもしくはメールにてご連絡下さいますよう、お願い致します。
内容
1.基調講演:福岡龍史氏
2.対   談:福岡龍史氏、大野木啓人氏、関本徹生氏
3.質疑応答
福岡龍史 (NPO法人地震予知ネット事務局エフエム・プランニング(個人事業))
昭和49年4月 富士通株式会社電子計算機事業部入社
同上退職後、昭和50年1月茨木市奉職
総務部財政課勤務、防災担当、施設管理担当を経て平成11年4月茨木市退職
平成11年6月 防災専門衛星放送株式会社(キューネットコミュニケーションズ)入社
同上退職後、平成13年1月 エフエム・プランニング(防災コンサルティング)個人事業開業
平成13年4月 枚方市防災会議委員就任(平成23年度まで再任用)
平成17年4月 特定非営利活動法人地震予知ネット理事就任 現在に至る


◆所属団体
(社)日本地震学会会員(普及行事委員)、(社)日本応用地質学会会員、NPO法人大規模災害対策研究機構所属、関西地震観測研究協議会会員(地震速報分科会・応報分科会所属)、大阪府枚方市防災会議委員、兵庫県災害メモリアル神戸実行委員、21世紀の地学教育を考える大阪フォーラム所属

◆調査活動
平成2(1990)年  雲仙普賢岳噴火災害調査
平成5(1993)年  北海道南西沖地震奥尻島調査
平成7(1995)年  阪神・淡路大震災大阪府第一次救援隊
              全国主要98活断層調査(近畿圏)
平成11(1999)年 トルコ北西部地震調査 台湾中部地震調査
平成12(2000)年 有珠山噴火災害調査 伊豆諸島噴火災害調査 東海豪雨災害調査
              鳥取県西部地震調査
平成13(2001)年 インド北西部地震調査 エルサルバドル地震調査 芸予地震調査
平成15(2003)年 宮城県北西部地震調査 北海道十勝沖地震調査
平成16(2004)年 新潟県中越地震調査 スマトラ沖地震調査
平成19(2007)年 能登半島沖地震地震調査 新潟県中越沖地震調査
平成20(2008)年 四川大地震調査 宮城県岩手内陸地震調査
平成21(2009)年 中国地方豪雨災害調査(山口県防府市) 駿河湾沖地震調査
平成22(2010)年 ハイチ地震調査
平成23(2011)年 ニュージーランド(クライストチャーチ)地震調査
              東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)調査 和歌山県豪雨(台風12号)災害調査


◆主な業務
※防災コンサルティング全般
防災計画策定・危機管理業務策定・防災関連事業実施計画策定・現場調査、アセスメント・シュミレーションなど
※強震動及び長周期地震による建築構造物への影響と避難対策について。
※津波避難対策について。
日時
2012年3月11日(日)14:00〜17:00
会場
やすらぎふれあい館(六波羅自治会館・京都市東山区五条上がる)
申し込み方法
京都文藝復興倶楽部事務局 担当:浅埜・奈佐
〒606−8271 京都市左京区北白川瓜生山2−116
京都造形芸術大学内
   Tel:075-791-9124 Fax:075-791-9233
   E-mail:bungeihukko@office.kyoto-art.ac.jp